T、業績の良い企業は、ワクワクする組織から生まれる
業績の良い企業だから、社員はワクワクするのでしょうか。それとも、社員がワクワクする企業だから業績が良いのでしょうか。日本経営品質賞を受賞する企業は、ワクワクして仕事をする社員にあふれています。そして、受賞企業の経営者は全員、「社員のおかげで受賞することができた」と言います。顧客から評価され、業績の良い企業は、ワクワクする組織・ワクワクする社員から生まれるのです。
※「日本経営品質賞」は、顧客の視点から経営全体を見直し、自己革新を通じて新しい価値を創出し続ける「卓越した経営の仕組み」を有する企業を表彰する制度です。
ワクワクする組織が織りなす企業とは、どのような企業なのでしょうか
EMEでは、
◎ ワクワクする企業とは、会社にも社員にも夢のある企業
◎ ワクワクする企業とは、夢と夢が融合して、大きな付加価値を生む企業
◎ ワクワクする企業とは、社会から尊敬される企業
だと考えています。
※EMEが考えるワクワクする企業の詳細については、弊社の会社案内を参照願います。
EMEでは、マネジメントをイベント化する支援を、あなたの企業の状況に応じておこなっています。提言に対する、ご意見、ご質問、ご要望をお待ちしています。お問い合わせフォームからお願いします。
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コンサルティングの現場を物語風にアレンジした コンサルティング物語ベスト5のご紹介です。(2020/12/31付) |
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社員主導で会社が変わる |
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EMEコンサルティング ウェブサイトのベスト5のご紹介です。(2020/12/31付) (セミナーカレンダー、トップページを除く) |
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■社員意識調査へのお誘い
「組織に活気がない」「社員のモチベーションが上がらない」「社員がすぐにやめてしまう」等 経営者の組織や社員に対する悩みは尽きないのではないでしょうか。一方、組織が活性化している会社には、良質のコミュニケーションがあります。日常的に、コミュニケーションが取れているから、上司と部下、組織と組織が同じ方向に向かって、一致団結して進むことができるのです。あなたの会社では、社員一人ひとりが同じ意識をもって、仕事に取り組んでいるでしょうか、一度、確認してみませんか。質問項目は20問です。
コンサルティング物語

社員から選ばれる会社を創る −マネジメントをイベント化する−
»その1 »その2 »その3 »その4 »その5 »その6 »その7 »その8
〜 その後のC社の状況 〜
「フルタノ([古くて楽しい菓子]創り)」PTがスタートして5年後、「フルタノ」PTメンバーは、その取り組みと実績から、ジュニアボードメンバー(次の役員候補)として位置づけられるようになっていきました。そして、「フルタノ」PTメンバーは、そのまま「中期経営計画策定」PTメンバーとなり、次の「中期経営計画を策定する」役割を与えられたのです(「フルタノ」PTは、あらたなPTメンバーで運営されています)。
そこで、「中期経営計画策定」PT(以下中経PT)メンバーは、「フルタノ」PTの取り組みと「[古くて楽しい菓子]創り」のコーポレート・スローガンの浸透状況を振り返ることから、議論をスタートさせました。
※「中期経営計画策定」PTに対しては、コンサルタントA氏がフォローしています。
コンサルA: | E社長、5年間の業績の推移を総括してもらえますか。 |
E社長: | 「フルタノ([古くて楽しい菓子]創り)」PTがスタートした時は、キックオフイベントをおこない、あらたな方針を打ち出したことにより、数人の中堅社員が会社を離れていった。その結果、売上の減少には歯止めをかけられなかった。しかし、2年目は、コーポレート・スローガンや方針に賛同してもらえた社員の頑張りによって、売上高が底を打ったことに加えて、会社を離れた社員の人件費が削減されたことで、営業黒字を達成することができたのです。 3年目も営業黒字は計上できたのですが、売上は横ばいでした。売上が少しでも上向きになれば、収益力が増すのに・・・と気をもむ1年でした。しかし、社員がイベントを主体的におこない、イベントを楽しむようになった4年目から、売上に変化が起こりました。 |
コンサルA: | そして、5年目の今期は、社長就任時の売上高 14億円を達成できる予測ですね |
E社長: | そうです。すべては、社員のおかげです |
コンサルA: | Oさん、今までの取り組みを整理してもらえますか |
Oさん(商品開発): | 1年目のキックオフイベントのあと、続けて取り組んだのが、「全員が参加する商品開発コンテスト」です。まずは、商品アイデアの募集から始まり、そのアイデアを評価する→一定水準以上の評価があったアイデアを商品化する取り組みをおこないました。商品開発コンテストは、我々が考えていた以上に難しかったです。最初は、アイデアがたくさん出るのですが、段々と尻すぼみになる、アイデアが定期的に集まる仕組創りに苦労しました、また、アイデアの評価基準創りも試行錯誤の連続でした。「商品開発コンテスト」と並行して実施したのが「社長塾」です。社員を5人ずつのグループに分け、「すべては[古くて楽しい菓子]創り」のために、自分は何をするべきか、社長と社員が一緒に考える塾をスタートさせました。 |
N氏(営業): | 「商品開発コンテスト」と「社長塾」の相乗効果があったから、アイデアを提出するモチベーションを維持できたのではないでしょうか。 |
コンサルA: | Mさん、2年目の取り組みはいかがでしたか。 |
M氏(管理): | 2年目もキックオフイベントからスタートしました。新しい取り組みとして「チャレンジ賞」を導入しました。これは、成果がでていなくても、「すべては[古くて楽しい菓子]創り」のために、あらたな取り組み、行動を起こした社員・パート従業員を毎月表彰するものです。あらたな取り組み、行動を評価して、表彰するので、社員もパート従業員も全員が表彰の対象になります。さらに、イベントリーダーを育成するために、リーダー研修もスタートさせました。このリーダー研修は、イベントリーダーとなるための研修なので、役職に関係なく参加できるようにしました。2年目は、全員参加でしたが、3年目からは、自主参加にしています。 |
Pさん(製造): | 製造の社員も参加してくれました。ただ、パート従業員の参加は、これからの課題です。 |
(中略) |
|
E社長: | 4年目からは、「フルタノ」PTを社員の自由参加にしました。社員が、自分たちでイベントを企画・運営するようになっていったのです。不思議なものです。社員が主体的にイベント企画・運営するようになってから、忙しくなっているはずなのに、退職者が目に見えて減って、業績も上がっていったのです。 今は、PTメンバーが暴走しないように、「すべては[古くて楽しい菓子]創りのために」を外してはいけないと、手綱を締めることが大変です(笑)。 |
K役員: | 5年目の今年から、「フルタノ」PTは、社外に向けたイベントを企画するようになりました。具体的には、老人ホームのお年寄りたちと近くの幼稚園の園児と一緒に、綿あめパーティを実施して、大好評でした。まさに、[古くて楽しい菓子]創りを体現したイベントでした。 |
L役員: | 最近では、外部の協力会社も巻き込んでの「商品開発コンテスト」を始めました。 |
E社長: | 本人たちの前でいうのもなんだが、一番の成果は、初期の「フルタノ」PTメンバーが育ってくれて、「中期経営計画策定」PTメンバーとして、ここにいるということではないか。 |
コンサルA: | 非常に素晴らしいことです。まさに、御社は、「社員が楽しむ、地域とともに楽しむ、協力会社とともに楽しむ」、そして、楽しむことが、「社員の成長につながり、会社の成長につながる」ことを体現されています。 それでは、中期経営計画を策定するために、あらためてC社の歴史、「フルタノ」PTの歴史を振り返るとともに、現在のC社の状態を評価することによって、御社の「強み」「弱み(改善するべきところ)」を整理していきましょう。 |
(以下略) |
※中経営計画策定については、「経営ビジョン策定・実現のために」を参照願います。
「社員から選ばれる会社を創る」とは、どのような企業を創りたいのか、経営者自身が「会社の軸」を創ることと、「夢を共有する社員像」を明確にして、社員とともに「会社の夢を実現する企業文化・組織の仕組み」を創り上げることです。中堅中小企業において、価値観の違う、すべての社員から選ばれる会社を創るということは幻想でしかありません。従って、経営者自身が「夢を共有する“社員から選ばれる会社”を創りたい」という想いを、強く持つことが重要なのです。
そのうえで、マネジメントをイベント化するとは、活き活きとした社員を創造する取り組みであり、
Planのイベント化:
経営方針・経営計画発表会のイベント化。新しい事業展開の発表のイベント化・・・
Doのイベント化:
挑戦することのイベント化。社内行事のイベント化・・・
Checkのイベント化:
経営計画実績発表のイベント化。商品開発コンテストのイベント化。5S発表会のイベント化・・・
等の取り組みが考えられます。さらに、イベントを企画・運営するPTそのもののイベント化、提案のイベント化・・・に展開されます。そして、これらの取り組みに表彰が組み合わさると、一層の組織の活性化につながるのです。
一方、企業は社会に活かされているという認識から、マネジメントをイベント化する取り組みは、社内にとどまらず、顧客や協力会社を巻き込んだイベントに導いていくことが求められるのです。
しかし、実際の展開においては、C社のように社長の熱い想いが、社員を動かし“マネジメントをイベント化する”仕組みを作り、“社員から選ばれる会社を創る”のです。そして結果として、組織の活性化、コミュニケーションの強化を導き、経営者と価値観を共有する社員が育ち、卓越した業績を残す会社になっていくのです。
社員から選ばれる会社を創る −マネジメントをイベント化する− は、今回で完結です。
次回からは、経営者としての覚醒について、ご報告します。
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